- WinT 解説ページ Ver.1.10 -   Copyright(C) 2003 by Syn-K. 
1.概要

WinT はウィンドウカスタマイズ&マネージメントツールです。
WinT を起動するとアクティブなウィンドウの右上にボタンが張り付き、
このボタンのクリック/右クリックで張り付いているウィンドウの透過率、スタイル変更
このウィンドウ領域のコピー、タスクトレイ格納など、様々な操作を行うことが出来ます。
また、これら操作を登録しておけば 再度操作をしなくても自動で操作させることも可能です。

2.動作環境

Windows2000 が動作する環境
( Windows2000 以外では動作確認していません。)

3.主な機能/特徴

機能 説明
常駐型 起動するとアクティブなウィンドウの右上にボタンが張り付きます。
ウィンドウスタイル変更 常に手前/キャプション/最小化ボタン/最大化ボタンなどのウィンドウスタイルを変更することが出来ます。
透過率変更 Windows2000の透過機能を用い、ウィンドウの透過率を変更することが出来ます。
ウィンドウ操作 ウィンドウに対する操作(移動/サイズ変更/閉じる/元に戻す/最小化/最大化)を行うことが出来ます。
クリップボードコピー ウィンドウ領域内の画像及びテキスト(取得できるものに限る)をクリップボードにコピーします。画像はマウスカーソルを含めた画像にすることが出来ます。
プロセス操作 プロセスの優先度設定、強制終了、プロセッサへの割り当て(マルチプロセッサ時)が可能です。
タスクトレイ格納 指定したウィンドウをタスクトレイに格納します。格納されたアイコンをクリックして元に戻せます。
自動化 ウィンドウタイトル、またはウィンドウクラス名に一致したウィンドウに対し、スタイル変更、透過率、操作などを自動で実行することが出来ます。
ボタン割り当て 最大8個までボタンを増やせます。それぞれのボタンについてクリック/右クリック/ホイールクリックの3つの動作にコマンドを割り当てることが出来ます。
ランチャー ボタン割り当てで、特定のアプリケーション、またはフォルダを登録して実行することが出来ます。フォルダを指定した場合はメニュー形式で表示されます。
ウィンドウ解析 ウィンドウの構造をツリー形式で表示し、各ウィンドウのスタイル等を調べることが出来ます。開発者の方にお勧めの機能です。

4.主な機能説明

基本操作 スタイル変更 透過率指定 タスクトレイ格納 自動化 ボタン設定


  1. 起動するとウィンドウの右上のボタンの横に張り付きます。
  2. 左/右/ホイールクリックで操作します。

基本状態

標準(クリック)メニュー

設定(右クリック)メニュー

  1. 「クリックメニュー」−「スタイル」−「キャプション」でウィンドウのキャプションをON/OFFできます。
  2. その他のスタイルも同様の操作をします。

スタイル変更前


スタイル変更後

  1. 「クリックメニュー」−「透過率」で透過率を指定するとウィンドウが透過します。
  2. 同様の操作で透過色や透過なしを指定出来ます。

透過指定前


透過指定後

  1. 「クリックメニュー」−「高度な操作」−「タスクトレイに格納」でウィンドウをタスクトレイに格納できます。
  2. タスクトレイのアイコンをクリックして元に戻します。

タスクトレイ格納前


タスクトレイ格納後

  1. 自動化したいウィンドウに張り付いた状態で「クリックメニュー」 − 「自動化」 を選択します。
  2. 「自動化」ダイアログが表示されます。
  3. 自動化したいタイミング(アクティブ時/非アクティブ時)を選択します。
  4. 「追加...」ボタンをクリックし、「自動化設定」ダイアログを開きます。
  5. ウィンドウ認識方法を指定します。指定したタイミングのときに、ウィンドウタイトル、
    またはウィンドウクラス名に指定した文字列が合致した場合に自動化が発動します。
  6. 自動化させたい項目を設定し、「OK」をクリックします。

自動化一覧

「自動化設定」ダイアログ

  1. 「右クリックメニュー」−「ボタン設定」を選択し、「ボタン設定」ダイアログを開きます。
  2. 表示するボタン数、タスクトレイの数をそれぞれ 1〜4 から選択します。
  3. 設定したいボタン番号を選択し、各処理の「...」ボタンをクリックして
    割り当てたいコマンドをメニューで選択します。
  4. タブの右クリックでボタンイメージを規定のもの、または指定した画像にすることが出来ます。
※設定メニューを開けなくなっても、Ctrl+クリックで強制的に設定メニューを開けます。

イメージ選択

「ボタン設定」ダイアログ

コマンド選択